.NET DataStoreは、PowerBuilderの生産性をC#開発にもたらします。これは、データウィンドウと一般的に使用されるPowerBuilder機能の純粋なC#実装です。既存のデータウィンドウを.NETに自動変換するツールも含まれています。
高生産性
最小のコーディング - 開発者は数行のコードで大規模タスクを完遂でき、すべてのSQLはDataStoreクラスのC# POCOモデルで定義されるため、冗長なコードを最小限に抑えることができます。
自動変換 - 自動変換ツール(DataWindow Converter)は、チャイルドデータウィンドウを含む既存のデータウィンドウからスタンダードC# POCOモデルを生成します。
標準アーキテクチャ
モデル駆動 - データに関連するすべてのプロパティと属性を含む標準的なC# POCOモデルによって駆動されます。厳密に関係の分離が行われており、独自の.SRDフォーマットはありません。
マネージコード - 100%管理されたコードなので、組み込みのセキュリティ、高速なパフォーマンス、導入の容易さなど共通言語ランタイム(CLR)のフルパワーの恩恵を受けることができます。
.NET Core - .NET Core フレームワークと互換性があります。さまざまなWebサーバーが動作するWindowsやLinux OSへのデプロイやサーバーレス化も可能です。
オープンデザイン
オープンソース - .NET DataStoreのすべてのライブラリは、コンパイルされたNuGetパッケージに加えて、C#ソースコード形式で利用できます。
任意のC# IDE - Visual StudioやSnapDevelopなど、任意のC# IDEで.NETプロジェクトをメンテナンスできます。
IList
C#プログラミング機能
C#による.NET DataStoreの操作は、PowerScriptによるデータウィンドウの操作方法とほぼ同じです。いままでのPowerBuilderスキルとコード資産を活用でき、さらに生産性は他の多くのC#によるビジネスアプリ開発方法よりもはるかに高いです。
DataStoreクラスは、標準のC# POCOモデルに基づいて作成されます。これはデータベーステーブルのカラムをマッピングし、関連するSQLを含んでいます。すべてのデータウィンドウ関連の関数は、モデルの属性またはプロパティとして提供されます。たとえば、次のデータウィンドウ機能は、標準モデルの属性またはプロパティとしてサポートされています。
PBSelect、 Raw SQL、 パラメーター、テーブル、 キー、 UpdateWhere関数、 ストアドプロシージャなどのCRUD定義を使用します。
すべての データウィンドウ プレゼンテーションスタイル(OLEとクロスタブを除く)を定義します。
モデル属性とプロパティ の詳細
.NET DataStoreは、ユーザーがC#で非ビジュアルデータウィンドウテクニックやその他の拡張機能を簡単かつ生産的に実装できるようにする包括的なインターフェイスセットを提供します。
データウィンドウプロパティ式 – ドット表記によるモデルメタデータへのアクセスをサポートします。
データウィンドウデータ式 – 複数行からのデータ取得、 複数行へのデータセット、 列からのデータ取得、 列へのデータセットなど、データウィンドウデータ式と同じ結果を実現する一連のメソッドを提供します。
チャイルドデータウィンドウ - チャイルドデータウィンドウの使用をサポートし、データを操作する GetChildメソッドを提供します。
動的データウィンドウテクニック – .NET DataStoreへのデータの 動的な作成と 取得をサポートします。また、 DescribeとModifyメソッドを使用してデータウィンドウデータに動的にアクセスすることもできます。
.NET DataStoreは、開発者に.NETおよびクラウドネイティブプログラミングが提供するものを含む、包括的なインターフェイスのセットを提供します。
非同期API – CRUD操作を非同期で実行(UpdateAsync、RetrieveAsync、RetrieveByKeyAsyncなど)するAPIのセットを提供します。
汎用API – コーディングをより簡潔でタイプセーフにし、開発の生産性を大幅に向上させる汎用APIのセットを提供します。
IList
データ交換 – ExportJson、 ImportJson、 AddDataStore、GetDataStoreなど、PowerBuilderクライアントとREST APIプロジェクト間のデータ交換を容易にする複数のメソッドを提供します。
.NET DataStoreのデータベース接続とトランザクション管理は、SnapObjectsオープンソースORMフレームワークのDataContextによって管理します。
明示的トランザクション – 明示的トランザクションは、PowerBuilderと同じ方法で管理します。また、トランザクションのAutoCommit設定もサポートしています。
暗黙的トランザクション – SnapObjectsが提供する暗黙的なトランザクションを使用して、最小限のコーディングで複雑なマルチタイプトランザクションを作成します。
リレーショナルデータベース – SQL Server、Oracle, SQL Anywhere、ASE、HANA、PostgreSQL、MySQL、SQLiteなど、主要なリレーショナルデータベースをサポートします。
クラウドデータベース – 以下のAmazonおよびAzureクラウドデータベースをサポートします。
- Amazon Aurora、RDS for SQL Server、RDS for Oracle、RDS for PostgreSQL、RDS for MySQL
- Azure SQL Database、Azure Database for PostgreSQL、Azure Database for MySQL
既存のデータウィンドウ、データストア、およびチャイルドデータウィンドウからC# POCOモデルを自動生成します。XMLインポート/エクスポートテンプレートも変換されます。
.NET DataStoreに最適なPOCOモデルを生成するため、モデル生成ルールのカスタマイズをサポートします。
バッチ処理で一度に複数のデータウィンドウを変換できます。
数多くのPowerBuilderバージョンからのデータウィンドウ変換をサポートしています。
- Sybase PowerBuilder 8-12.5
- SAP PowerBuilder 12.6
- Appeon PowerBuilder 2017-2019 R3
.NET DataStore 2019 R3 新機能
モデル生成のカスタマイズ
DataWindow Converterのモデル生成ルールを簡単にカスタマイズして、.NET DataStoreに最適なPOCOモデルを生成できます。
特徴- カスタマイズ可能なモデル属性
- モデルのDataContextを自動追加
- データ型のマッピング
非同期プログラミング
.NET DataStoreの新しい非同期CRUDメソッドでプログラミングすることにより、応答性と拡張性を高めたアプリケーションを作成できます。
特徴- 非同期のクエリと保存
- 組み込みSQLと動的SQLのサポート
- 非同期のシームレスデバッグ
- 非同期サービスとコントローラーのスキャフォールド
データベースの互換性
.NET DataStoreを使ったプロジェクトでは、AmazonおよびAzureのクラウド固有データベースなど、さらに多くのデータベースを選択できます。
特徴- Aurora、RDS for PostgreSQL、RDS for MySQL、RDS for Oracle、RDS for SQL ServerなどのAmazon RDSをサポート
- Azure SQL Database、Azure Database for MySQL、Azure Database for PostgreSQLなどのMicrosoft Azureデータベースをサポート
- SAP ASE 15-16およびSAP HANA 2.0のサポート
お客様の声
「Appeonによるデータウィンドウテクノロジーを利用した.NET Core Web APIの実現により、これが私たちの主要製品を3層アーキテクチャ―へ移行する計画のバックボーンになっています。
PowerBuilder 2019 R3では.NET Core 3.1に対応したことにより、Microsoftが.NET Coreラインに組み込んだ数多くのメリットももたらしてくれました。」
Roland Mühlberger
Vice President Software Development, Aescudata GmbH
スタートアップ
強力なデータウィンドウテクノロジーを使用した最初のREST APIの開発を始めましょう。 .NET DataStoreトレーニングビデオをご覧いただき、さらに深く掘り下げてみることをお勧めします。
価格
.NET DataStoreは、PowerBuilder CloudProおよびPowerBuilder Professionalの一部として利用できます。
詳細について
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